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「日常は小説よりも奇なり」

【日常】実家帰省記(初日の朝)

驚いた。

 

まさか実家がこれほどに快適で、

これほどに贅沢な環境であったとは。

 

 

 

 

ここひと月は金欠、大量のレポート課題、テスト、孤独などなど多くの問題が同時に押し寄せてきたから、反うつ状態でもあった。

 

それらを乗り越えて昨日、ようやく帰省した。

 

到着は夕方で、そのまま昨日はゆっくりと土産話を聞かせたり、聞いたりして過ごした。

 

そして翌朝の今日である。

 

もしかしたらこれは「初日の朝」ではなく「二日目の朝」かもしれないが、昨日は夕方からしかいなかったということでご勘弁を。

 

 

 

 

昨日から驚きの連続だが、特に今朝からのことを書こうと思う。

 

朝は豊かな鳥のさえずりが出迎えてくれる。

私の地元は長野県であり、自然が豊富だ。

 

 

 

 

家の二階で寝ていたが、一階の生活スペースに降りると母親が朝食を作っていた。

 

これまで食費の関係で一日一食、五袋300円程度の袋麺を一つ食べていたこともあるくらいに困窮していた。

 

両親や祖父母に救援物資を要請することもできたが、どうせすぐに帰るからと遠慮がちであった。

 

そんな不健康で小食な青年の前に今、バランスの取れた一日三食という贅沢な幻想が現実化して現れた。

 

 

 

 

しばらくすると父親も、妹も起きてきて、

夢にまで見た平和な生活に、このブログで綴らずにはいられなかった。

 

 

 

 

私は今、毎朝連続テレビ小説、いわゆる朝ドラを見るのが日課になっている。

 

確かに一人暮らしの家でゆったりと見ることも幸福だが、

正直な話、実家で見る朝ドラの幸福度の足元にも及ばない。

 

今、着実に、そして明らかに生を実感し、幸せを体感している。

 

 

 

これから約一か月半、この楽土での生活が許されている。

 

帰った時のことを考えると今でも恐怖を覚えるが、

今はそんなことどうでもいい。

 

ただ今に焦点を当てて、

今を生きて、

今ここにある幸せを抱いて

私は今日も生きていく。

 

 

 

 

精神状態は良好で、これからまた毎日のブログ更新を頑張ってみようと思う。

 

前にも書いたかもしれないが、私はこれを自分の感情と向き合う機会として捉えている。

 

だから精神的に余裕のなかった時に続けることができなかったのだが。

 

今日この日の感情を大切にしたい。

 

 

 

 

先ほどから「今を生きる」という意味合いの言葉を多用しているが、

これは最近この生き方の重要性に気が付いたからかもしれない。

 

過去の失敗という事実は曲げられず、未来への不安はきっと生きていくうえで生涯つきまとうのだと思う。

 

だったら過去の失敗を今の糧として、

将来の不安は重く考えず今に焦点を当てて生きた方が楽しそうではないか。

 

千里の道も一歩よりと言うが、この考え方にも通ずるところがある。

 

 

 

 

今はこれからどんな日々が、そしてどんな今日が待っているのかを考えると

でぇじちむどんどんする。